Robin's egg blue

だいたいゲームの話してます。

【製作ログ】【コスプレ】真・魔導物語/シェリーちゃん

Twitterの胸糞謎凍結解除からだいぶ放置しておりましたすみません!!!

ハイラルを冒険したり、オリマーの救助したりとかしておりました!(言い訳

コロナ禍になってからめっきり衣装作る頻度が下がっているんですが、そんな中でもせっかく作った衣装なら一応記録を残したいなと記事にしてみようと思います。

今回制作した(といっても数ヶ月前で放置しすぎ)のは、ぷよぷよシリーズが生まれるきっかけとなった「魔導物語」シリーズの小説版に登場するシェリーちゃんの衣装です。

魔導というだけあって、現代のセガぷよにはないお話かつ設定のキャラです。早い話が、変態魔導士ことシェゾがとある理由によりルルー達に無理矢理女装させられた時の姿です。女装が似合う男キャラっていいですよね!!!

 

シェリーちゃんの公式イラスト(ぷよシリーズでいう立ち絵的なもの)は多分存在せず、現状で見た目がわかる「公式」の資料と呼べるものは初出でもある(このあと出番ないので最初で最後とも言う)この真・魔導物語の小説版のみです。ここからファンアートが増えて、有志のイラストがたくさん存在し、まさかのPixiv百科まであるという・・・。

この小説自体も人気があり、かつ現在はかなり手に入りにくい貴重なものなので、昔必死に中古系を探し回りました。この巻以外も数冊は所持してますが全てはいまだに揃わずで、いつになったら揃うやら。

 

そんなこんなで、シェリーちゃんは公式イラストがないので、どんなビジュアルかはPixivがおそらく数もあり分かりやすいのでそちらを見ていただきたく。

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そして実際に製作した衣装がこちらです。全身ピンク!!なロングドレス!

着たのがぷよ魔導オンリーのイベントですので、周りの方とか物とかをトリミングしたりしてます、ご了承ください。ワイヤーパニエはみ出てたりとかも目をつぶっていただければ><

 

女装してるとはいえ、キャラ本人の身長が変わるわけではないので背が高く(シェゾの身長は180cm↑)、いろいろ仕込んでると想像して、普段の私よりサイズも丈も盛って作ってみました。背の方は厚底ブーツとまで行きませんが、かなり厚いローファー履いて誤魔化してたりします。(素の私は163cm)

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https://www.yuzawaya.shop/smartphone/detail.html?id=000000080503&category_code=&page=1

使用した生地はこちらのウィールディという生地です。物としてはポリエステルツイルやギャバと使用感がほぼ同じで、これらに比べると比較的少し淡めの色が多いのが特徴でしょうか。自作レイヤーがお世話になってる日暮里トマトで購入してます。ポリツイルだといかにもなピンクしかない為今回はこちらをセレクト。量は確か5.5mほどでしょうか。リボン含めての量なので、ドレス本体が5mでリボンが0.5mくらいでいいやと雑計算。

↑に載せた小説で出てくるイラストだとシェリーちゃんのドレスの色は淡めなピンクなので、サテン系だとツヤがありそのツヤがで淡さが解釈違いになりそうだなというのもあって、ウィールディとなりました。

一緒にリンクを載せたフリルリボンはユザワヤさんで単売りしてるものです。フリルは自作すると時間が多分本体よりかかるし、どれくらい必要か計算するのが面倒だし、そもそも全円に使うフリルならそれなりにいるし、カラーにも使うからまあいいやと安直に単売りで買いました。なおこの判断はかなり甘かった模様。

 

製作にあたり使わせていただいたのはこちらの型紙です。

○うさこの洋裁工房 さん

○でぃあこす さん

 

うさこの洋裁工房さんの全円ワンピースは普段はMサイズで使用してますが、今回は普段とは違い背が高く、男性の女装という事から体格大きめと判断、ベースのワンピースの型紙はLサイズを調整しつつ、袖はボリュームの出るマトンスリーブへと改造してみました。

首周りもペンタゴンビブカラーそのままだと角が出るので角をなくして丸みのあるシルエットに型紙を調整しています。

リボンはでぃあこすさんの型紙を利用し、頭用はMサイズ、腰のベルト用はMの型紙から1.5倍くらいのサイズになるよう調整してます。

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気づいたらもう5年くらいは酷使している我が家のJUKI製ミシンです。一度メーカー修理に出してるので次異常が起きたら修理に出すよりは買換かなと思ってたり。ミシン糸は普段から工業用を使っていて、コスパがいいので布色が余程じゃない限り買ってません() 今回の衣装は淡いピンクで目立たない為、端処理から全部白の工業用ミシン糸で仕上げてます。紫や赤糸が写ってますが、撮る為になんとなく並べただけで使ってません。色の濃い生地使う時には色の雰囲気見て、表に出ないとこの端処理に使ってたりします。

生地の紹介のところでは書いていませんでしたが、接着芯と伸び止めテープ(今回は買い置き分を使用)、フラットニットファスナー、ビブカラーに使うアクリルパーツなんかを準備してます。

私は生地のほつれが死ぬほど嫌いなので、型紙に合わせて生地裁断した後、裁断したパーツごとに端処理してます。ポリツイル系の生地って裁断直後からほつれやすいので・・・。

全円ワンピースのスカート部分は面積もかなり大きい分、触れるつもりはなくても気づいたら糸屑ボロボロ出たりとかはザラなので1パーツごとに端処理かけてました。見返しとかも接着芯貼ればほつれにくくはなりますけど、あまり信用してないので以下同文。この辺の写真は全然残ってないですが、上半身部分の身頃と下のスカート部分の縫い合わせ出る時のとファスナー縫い付けの時だけなぜか撮ってました。

端処理は家庭用ミシンの裁ち目かがりで事足りてはいますが、ロックミシンの速さと美しさを知ってしまうと毎回ロックミシンが欲しくなってしまいます。大きさとお値段と置く場所いう問題が解決しないので買えそうにないですが。

約5mの生地を扱いながらで、スカートの部分の方が明らかに量がある為、ミシン動かしてる間の手は縫い合わせ部分だけでなく全体を気にしないと重心持ってかれるレベルでバランスが悪い。ファスナー付ける時は衣装の真ん中だからそのバランスは気にならないのですが、私はファスナー付けが苦手で嫌いな人なので、それはそれでイラつくという()

うさこの洋裁工房さんでは基本、コンシールファスナーを使われていますが、コンシールファスナーだとミシンの押さえを変えなきゃいけないし、その押さえとファスナー噛ませて縫うのがひじょーーーーに苦手なので、押さえを変えなくても縫い付けができるフラットニットファスナーが私はお気に入りです!!どうせ着る時はロングウィッグで隠れて見えないから大丈夫です。明らかに目立つ様な場所とかならちゃんとコンシールの方使いますけど!!

ファスナー付けた後は、袖や見返しを縫い付けて、型紙の全円ワンピースの手順としてはここまで完了なのですが、イラストにはなかった裾部分、少しくらいは豪華にアレンジしたいと思い、フリルリボンを追加しようとした私でした。

全円のすそにフリルをつけると何mがいるかって、最初の待ち針固定してた頃は何にも気にせず、ひたすら無心で待ち針とフリルと格闘していたんですよね・・・。ちなみに右に生地を寄せてるのはバランス取りやすくする為で深い意味はありません。

単売り(5m)ならなんとかなるだろと思っていたら、なんと途中で巻かれてた芯がお見えになってしまい余裕で足りない問題発生。ビブカラーにも使う気でいたのでこの瞬間頭が真っ白になりかけたりもしました(まだ同じのが買えるか的な意味で

この翌日の仕事帰りに急いでユザワヤ向かったら、同じ様に単売りが買えたので一安心。もし買えなかったら泣きながら取り寄せを頼むか今以上に一気に買えるフリルリボンをネットで探すかしなきゃいけなかったので冷や汗モノでした。裾一周した後、おかわりの方もごっそり減りましたが、ビブカラー分はちゃんと確保できてます。

 

①型紙を生地に並べてみる。

②必要なところに先に接着芯を貼り、生地裁断

③パーツごとに裁ち目かがりで端処理

④身頃、スカート部分を縫い合わせてファスナー付け

⑤袖と見返しを縫い付ける

⑥裾にフリルを縫い付けて、最後にアイロン

と、型紙と一緒にリンクを貼ってましたが、自己流アレンジ含みつつも、基本は作り方に従いつつこんな順序で製作してました。

 

同じ生地を使いつつ、次はウィッグに固定する用のリボンを作ります。こちらはでぃあこすさんのの作り方でやります。

ここはリボンの上と下それぞれを縫い合わせてます。

上側の生地にはしっかりと接着芯を仕込んでます。ただリボンを作るだけなら芯はなくても問題はないですが、頭の目立つとこのパーツという事で、シルエットがしっかりする様に少し固めの不織布タイプの芯を貼ってます。逆に柔らかい優しめなリボンを作りたいなら芯なしか柔らかめの芯を使うとよいですね。

リボン単体の出来上がりが左で、ただこれだけではウィッグに固定できないので、裏側に100均などで買えるヘアコームを縫い付けて仕上げます。このコームを縫い付ける事でウィッグとウィッグネットに物理的に刺して固定できるので、ウィッグに何か固定したいものがある時はこの方法がおすすめです。これを2個作って頭用リボンは完成です。

腰のベルト用リボンは前述した通り、頭用のを約1.5倍したサイズにして、同じように固い接着芯を貼ってから作りました。なおベルト本体はウエストを測ってから適当にやって余り布を切り出して、接合部分にマジックテープと上下に家で余らせてたケミカルレースを縫い付けただけの型紙すらないシンプル設計です。雑。

最後はビブカラーですね。このビブカラーに使用した生地を上での紹介に入れてなかったのは、なんとこれも買わずに、家に余らせていた白サテンで足りてしまったからです() 多分ユザワヤのコスチュームサテンの白か、日暮里トマトのサテンの白のどちらかだとは思いますが確証がないのでリンクは無しで・・・。

型紙をアレンジしていますが、こちらに関しては使うパーツ全てに接着芯を貼り、襟部分が立つ様にしています。概ね作り方通りに作った後、残ったフリルリボンを縁にぐるっと縫い付けます。待ち針で固定しながら縫い付けただけだと写真の様に立ち上がってしまうので、面倒ですがアイロンでフリルが寝る(?)よう落ち着かせます。

サテンなので温度を上げ過ぎないようにしつつ、押し付ける感じですかね(わかりにくい

ビブカラー本体のサテン単品より、縫い付けたフリルリボンの方が生地の厚みがあり固いので、接着芯をわざわざ全部に貼ったのはシワ防止の意味ももちろんありますが、固さのバランスを取る為でもありました。

アイロンの熱が冷えた後に胸元の青パーツと、合体部分にマジックテープを縫い付けて完成です!青パーツはアシストウィッグさんのセールで買ったのですが、今検索したらなかったのでおそらくもう廃盤になってると思われます。似たのが欲しい人は日暮里のフジカケさんへどうぞ!(謎の宣伝

 

そして出来上がった頭用リボンですが、ウィッグのツインテ部分に刺すとこんな感じになります。このツインテ仕様ウィッグはロングと2分割したバンスを両サイドに固定するようにしてます。ロングの左右を結っても良かったのですが、コームを刺す土台が細いとリボンが落ちる心配があったので、多少動いたりしても大丈夫だろうと思いバンスを使いました。

ロングウィッグ、バンスの順に装着、バンスの繋ぎ目付近目掛けてリボンに縫い付けたコームを刺すとそれっぽく仕上がります。刺すだけなので外す時は少し力入れて抜くだけで取れるので、見た目もそこそこ綺麗だしウィッグも絡まずにするっと取れる様になってます。

 

ドマイナーながら、シンプルな衣装だし簡単に書けるやろと思ってましたが、実際書き出してみたら想像より長くなってしまいました。おかしいな?

このシェリーちゃんの衣装はこのぷよコネの1回しかまだ着ていないので、どうにかまたチャンスを作ってちゃんとした写真を撮れたらなあと思ってます。あわよくばルルー様とのネタ写も・・・! すぐ衣装を作れないながらも(むしろ苦手まである)、書いてて楽しかったので他の衣装や今度作る時もこうやってブログのネタに出来たらいいなあと思います。

 

それでは!